2008年7月27日日曜日

書評第一弾 ☆ 『裸でも生きる』

こんにちは、1年のゆうりです。
これから、今回のスタディツアーに関する10冊程の本の書評を
メンバーが交代で書くことになりました。
記念すべき第1弾は、山口絵理子さんの 『裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記』 です。


山口絵理子さんは、いまとても注目されている“社会起業家”です。
社会起業家とは、一般的な起業家が利益を追求して事業を運営するのに対し、
社会問題解決のためにビジネスを起こす人のことを指します。

小さい頃はいじめられっ子だった山口さんが、中学では一時非行に走るも柔道に出会ってのめりこみ、
高校では男子柔道部に入部し全日本ジュニアオリンピックで7位入賞。
そして引退後の猛勉強で偏差値40から慶応大学に入学し、
国連機関でのインターンにも大学生でただ一人合格する。
前半は、そんな劇的な半生が描かれていて、すごく勇気をもらえます。

でもそれ以上に私が衝撃を受けたのは、後半に書かれるアジア最貧国の現状。
山口さんはバングラデシュの空港に降り立ったとき、
人々に一斉に取り囲まれ、施しを求められたそうです。
またバングラは政治汚職度№1の国でもあり、
家に水道を引くのも、電気を通すのも賄賂をわたさなければ話は進まない。
更には、目の前で当て逃げされた少年のために
救急車を呼ぶよう一緒に目撃した警官に頼んだときも、
まず 「金を渡せ」 と言われたといいます・・・。
こんな、私たちには想像さえできない生活が実際にあると知ることは、大きな意味を持つはずです。
私も今回のスタディツアーでこういった現状を自分の目で見て、
先進国のフィルターを外した、新しい価値観を得たいと考えています。



このように、私たちの既成概念に多くの影響を与えてくれる本ですが、
山口さんの日記のような形なので、3時間ほどあれば読み終わります☆
社会貢献に興味があるけど何から始めたら良いのか分からない・・・なんていう方に、特にオススメです!
ネットでもインタビュー動画などがアップされていますので、もっと知りたい!という方はぜひ♪

今回の書評は以上です。
第2弾をお楽しみに!


PS. 山口さんの動画はここから見れます♪
  http://www.shachotv.jp/president/channel.php?president_id=124

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