こんばんは、常岡かおりです。
災害や事故米、自民党総選など世間には色んな話題があふれていますが、
個人的に北朝鮮の金日成総書記の様子が気になっています。
独裁者の象徴とも言える彼が、もし本当に亡くなったら北朝鮮は今後どうなっていくのでしょうか。
とっても気になります。
さて今回はびおらさんが少しお話していました、
日下部さんの講演会のお話を紹介したいと思います。
全部の内容を書くと長くなってしまうので、<ストリート・チルドレン>について紹介します。
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前提として、
ストリート・チルドレンとは、「路上で24時間生活している子ども」とも「日中の一定時間を路上で過ごす子ども」とも定義され、研究者によって様々であるため、この子は○○だからストリート・チルドレンねとは定義できません。
現在バングラデシュには、約30万ものストリート・チルドレンがいるとされ、
この数の背景には、都市人口の増加が関係しているといいます。
首都ダッカの人口は20万人(1947年)→1000万人(2008年)へと膨れ上がりました。
都市人口の増加によりインフラの整備も整わなくなり、スラムの拡大へとつながります。
そこに暮らす3分の1の人々は、スラムでリキシャ引き・レンガ割り・使用人などで生計をたてていますが、
どれも十分な収入は得られません。
そのため、結果としてストリート・チルドレンが増加しました。
ストリート・チルドレンに対する対処として、ストリート・スクール(青空学級)を運営したり、
子どもたちが24時間利用できるドロップ・イン・センター(なんとかして得たお金や大事なものを、奪われたり盗まれたりしないためにロッカーを設備したりしている施設)を運営しています。
しかし、これは対処でしかなく、ストリート・チルドレンを生んでしまう状況に対する解決にはなっていません。
ストリート・チルドレンを生まないためには、農村における職の確保だといいます。
土地の独占を辞めさせるなどの農地改革や、家父長制度の改革が重要です。
それと同時に、安易に都市へと移住してしまわないように啓蒙活動も重要であるそうです。
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日下部さんのお話を聞き、
発展途上国の諸問題を解決するには、そこに住む人々の意識を改革することと、
先進国に住む私たちの意識を改革すること、
それと現地で支援する人々の辛抱強い協力が大切であることに気付かされました。
先進国の私たちだけが騒いだところで、そこに暮らす人々も意識しなければ、
何も良い影響は生まれないだろうし、
当然発展途上国に暮らす人々の中にある問題を知ろうとしなければ、はじめから何も解決できないし・・
スタディーツアーの準備をする中で様々なお話聞く度に、
本当に複雑で難しい問題だと考えさせられます。
お話の中にあった、農地改革や家父長制制度改革のための社会運動にも、政治汚職が関連してまた振り出しに戻ってしまったり・・
解決策なんて本当にあるのかな、とつい考えてしまいます。
しかし、このように色々と考えていくことは無駄にならないと信じています。
ツアーで得たことを帰国後たくさんの人に還元して、
先進国に住む人々に、発展途上国の問題について考えるきっかけを与えられたらなぁと思います。
なんだか終わり方が分からなくなってきてしまったので、終わりたいと思います。
では次の方おねがいします☆
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