2008年10月10日金曜日

未来を写した子どもたち

こんばんは、常岡です。
出発まであと約2週間となりました。
準備を始めてから約2ヵ月、とても早く時がすぎていったような気がします!

現地では、複数のNGOを訪問、見学させていただく予定です。
私たちは、そこで生活したり、関係をもっている子供たちに使い捨てカメラを渡し、自由に写真をとってもらおう、と計画しています。
この計画は、スタディーツアー帰国後に写真展を開きたいという企画からで、詳しくはまた後日誰かが書いてくれると思います。

今日は、この私たちの企画とまったく同じことを題材にした、ある映画を紹介したいと思います。
映画のタイトルは『未来を写した子どもたち』といい、第77回アカデミー賞 最優秀ドキュメンタリー賞を受賞しています。

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主人公はニューヨークで活動する女性写真家ザナ・ブリスキです。
彼女は売春婦の取材にインドのカルカッタの売春窟を訪れた時、そこに暮らす子供たちの悲壮な運命を目のあたりにしました。
この子たちを救いたい、という思いから、彼女はインスタントカメラを購入し、それを子供たちに与えます。
カメラを手にした子供たちは、バスに乗り動物園や海に出掛け、カメラを通じて外の世界を知っていきます。同時に、自分を表現することや、夢や希望をもつことを知ります。
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私たちが訪問させていただくNGOはストリート・チルドレンを対象に活動している団体などですが、この映画の子供たちのように売春窟から逃げてきたというような境遇の子もいるかもしれません。
以前紹介した『闇の子供たち』という映画に出てきた子にも共通して言えることだと思いますが、将来に希望を持たずに暮らし、それを当たり前だと思っている子たちが本当にたくさんいるのだと思います。 彼女と関わった子供たちが夢や希望を持てたように、私たちがカメラを渡した子供たちにも、すこしでも良い影響が生まれることを望んでいます。
現地のNGOの方々が、大変な思いをしているのに、改善されない状況があることは分かっていますし、スタディーツアーで一時的に訪れた私たちに出来ることなど0に等しいですが、それでも、何かほんの少しでもいいから子供たちの笑顔を増やせたらいいなぁと思います。

この映画は晩秋公開予定だそうです。
興味のある方は、下にリンクを貼っておくのでぜひ見てみてください。
短いですが、次の方お願いします。

http://www.mirai-kodomo.net/

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