2008年9月24日水曜日

ハティア島のNGOとマイクロクレジット

ぱてぃです。

前回はゆうりがマイクロクレジットについて書いていたので、
前にお話しをうかがった日下部さんと絡めて、今回は「ハティア島」における
マイクロクレジットの問題点にフォーカスして書こうと思います。

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現在ハティア島で活動している開発組織が
組織としてマイクロクレジットを始めた年と、ハティア島でマイクロクレジットを始めた年、
ハティア島で活動を始めた年を比較すると、HASI,ASA,PROSHIKA,HEEDは
最初からマイクロクレジットを行うこと前提で、ハティア島での活動を始めたことがわかる。

RICは1989年に他地域でマイクロクレジットを始めてから2年経った1991年、
サイクロンの復興事業を行うため、ハティア島に進出しているが、
それと同時にマイクロクレジット事業を展開している。

これらのことから、ハティア島における開発事業への開発組織の進出は、
基本的にマイクロクレジットを行うことが前提であることがわかる。

マイクロクレジットの利益なしでは、ハティア島のオフィスを維持することはできない。

教育、衛生、保健などに関しては直接、あるいはダッカの本部を通して
それぞれのドナーから資金が流入するが、
それらを運営するために必要な現地オフィスおよびスタッフを維持するための資金じは、
その大部分(HASIは100.0%であった)をマイクロクレジットの利益から
出さなければならない状況にあるという。そのため、大部分の正規のスタッフが
マイクロクレジット関連の仕事を請け負うということになり、非効率的であると言えるだろう。

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DUS・HASI・・・ハティア島のみで運営されているローカルNGO。
RIC・PROSHIKA・HEED・・・バングラデシュ全土で活動するナショナルNGO。

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マイクロクレジットを絶賛している図書を読んだら、問題点など何もないかのように
一見思えたのですが、やはり完璧ではなかったんですね。それでは

次回はハティア島の教育などについて書く予定です★

それでは次の方お願いします。

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