2008年10月7日火曜日

金融不安と円高と旅行

こんにちは。

最近は、金融不安のニュースが日々報道されていますね。

アメリカだけでなく、欧州でも金融機関の破産が起こり、
世界中で金融不安が拡大していて、世界はどうなるんでしょうか。。。

日本では、金融機関が破産するという状況にはなさそうですが、
株価が4年以上ぶりに10500円を割り込んだとかで、
また、深刻な不況になってしまうのかもしれないな、と思います。

失われた10年の時との最大の違いは、
小泉構造改革の結果として、格差社会が生まれたことだと思います。
戦後、日本はいくつもの不況を経験してきましたが、
これから経験するであろう不況は、日本が格差社会になってからは、
初めての不況ということになると思います。
好景気ということになっていた、この5年程度の間にも、
格差社会の底辺の方々は、苦しい生活を余儀なくされたわけで、
そこに追い打ちをかけるように、不況になってしまったら、
日本の格差社会はより深刻になってしまいそうで、心配です。

さて、そういうマクロの視点で考えつつも、
実は、日常の中では、自分のことだけをミクロな視点で考えてしまうのが、
人間の性質なんじゃないか、と思います。

具体的には、現在の円高が、
決して好ましくない動きの結果であるにも関わらず、
スタディツアーや卒業旅行を控えている身としては、
やっぱり、円高になるのはうれしいわけで、自分としても矛盾を感じるところです。

本来は、個々人が自分の目先の利益を越えて、
より中長期的な視点で、社会全体の利益を考える必要があるのだと思います。

今回、バングラデシュでは様々な活動をするNGOなどを訪問しますが、
その際、できるだけ自分の視点を「長期的に」かつ「幅広く」持つことを意識したいです。

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